戸隠九頭龍山ドーム稜

2024年2月3~4日
メンバー:YW、他会2名(メーグリ家DS、ぶなMK)-

【行程】
2月3日07:00戸隠キャンプ場~09:00ドーム稜取付~15:00幕営
2月4日07:30幕場~13:30主稜線~15:30一不動~17:00戸隠キャンプ場

【記録】
かの有名な『富山起点』の記録を参考に、本ルートを選択した。このパーティー以外の記録が見当たらないが、非常に面白かったため、記録を書くことにした。

九頭龍山ドーム稜は、右稜と左稜の間にあり、国土地理院の地図で九頭龍山と書かれている「山」の位置に突き上げる稜である。地図でも現場でもややわかりにくい。キャンプ場から丸山を回り込んで、右側の谷から1550mくらいで稜にあがった。

稜にあがるとすぐにロープが必要になる。何ピッチかすると広い岩峰頂上にでた。戸隠でこんなに広い幕場は珍しく、ザイルなしでトイレが可能。眺望もよく、九頭龍山の主稜線、右稜、左稜、ドーム稜を眺めることができる。少し早いが1日目を終わりにした。
翌日はさくっと終わるだろうとゆっくり出たら、岩峰の独立性が高まり、思った以上に時間を要した。ピナクルの下降にひと手間かかったりして時間が吸われる。最後は緩やかな傾斜で主稜線に合流。時間が遅くなったため九頭龍岳山頂には寄らず、一不動を経由して、雪崩斜面に気を付けながら下山した。

色々な山行形態のうち、特に雪稜は詳細を知らずに行くことで、楽しみが増幅すると思う。また、積雪量によって内容が大きく異なるため、記録はあてにならないことが多い。

詳細は割愛するので、写真で雰囲気を感じてほしいが、今回の積雪量では特に悪場はなかった。下部は寡雪だったが、上部は乗越しを苦労させてくれるほどの雪があった。幕場はドーム稜後半及び主稜線に所々得ることができる。藪が発達しており、左右の谷へのエスケープも大半の場所で可能そうであった。ザイルは50m、スノーバーは必須。

 

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