2022年11月28日、(山波439)セルフレスキュー講習<岡田智一先生>
《講習概要》
毎年、バンガロー宿泊の忘年会と当時に2日にわたり開催されていた講習会だったが、今年は忘年会が新型コロナの影響で中止となり、1日の講習のみ実施されることになった。
秋晴れの土曜日、杉並区和田区民集会所の一室にて、時間は9時半〜18時頃まで。毎年講師役をされている下村さんをはじめ、参加人数は13名ほど。東京都山岳連盟や日本山岳会などでもテーピング講師を務めた経験がある岡田智一氏を講師に迎えて行われた。
午前中は「登山に役立つテーピング」と題して、テーピングの基礎知識からはじまり、下山中などでしばしば起こる、足首を内側にひねった捻挫(内反捻挫)への応急処置のやり方を、実践的に指導いただいた。
テーピングを使って足首を固定する下記の巻き方。概要のみ。
①アンカー・・・テーピングの範囲の目安
②スターアップ・・・内反を防止。かかとの下を通して内から外へ
③ホースシュー・・・スターアップの補強する
④ヒールロック・・・かかとの動きを固定する
⑤フィギュアエイト・・・関節の動きを制限する
午後は、いくつかチームに分かれて、実際に登山中に捻挫が起こった場合を想定して、重症度の評価を行い、時間を測りながらテーピング固定を行うシミュレーションを行った。
その後、残りの時間で「登山に役立つコンディショニング術」と題して、膝・腰・肩の関節のエクササイズなどを行った。