2021年2月27日-28日 (山波439) はせ、るい、MK、TO、す~じ(記)
27日朝7時、安行に集合し車を乗り換え、いざ安達太良へ。4時間程でスキー場に到着し準備を整えリフト券を購入しに行くと、下りはリフトに乗れず少し登ったところの2本目のリフトからしか乗れないとの事でスキー場の脇をリフト1本分歩く事になった。こんな時はシールを付けたスキーが羨ましい限り。リフトを降りてから五葉松平までは急傾斜を登る。
折角持ってきたのでスノーシューを履いた。表層は柔らかいが、しっかりと歯が食い込むので快調に登れた。空は真っ青で安達太良山や遠くの山々もはっきりと見える。
雪は若干少ないのか、吹き溜まった幕営適地を探して樹々の中をウロウロする。緩やかな斜面の中に適地を見つけイグルー作成開始。
先ずはワンポールテントを屋根にしたイグルーから。中心から円形にスノーソーを入れていく、この段階で既にヘロヘロになり、先が思いやられた。円の中をブロックを作りながら雪を切り出していくのだが弱層があり思いの外いい感じのブロックが作れない。切り出したブロックを円状に重ねて壁を作り、その上にワンポールテントを張り第一イグルー完成、約2時間。これで今夜の宴会場は確保された。
一休みして雪だけのイグルーに取り掛かる。初めはバスタブ大の雪を掘ってブロックを作り中に入ってブロックを作りながら雪面より下を広く掘り進めていく。狭いところでブロックを切り出しながら掘り進めるのはかなり大変で早々と交代して貰ってしまった・・・すいません
外周からも大きいブロックを切り出して屋根にしていったが久保さんが絶妙なブロックを切り出す職人になっていた。スキーやる人は雪質つかんで切り出しも上手いのかな?
内側に傾斜をつけて、これでもかと中に張り出しながらブロックを重ねて屋根ができた。ガサツな自分は一人じゃ作れないなと肩を落とした。最後に3人くらい横になれるように中を広げて純イグルー完成。風が入らなくて雪の中は暖かい。
夕飯は長谷さんがほうとうを作ってくれた。味噌味と暖かい汁、具沢山野菜に肉体労働で疲れた体が癒された気がします。程よく食べて飲んで『明日、安達太良山登る?』の問いに思わず無言・・・なんとも情けないオヤジだ。
結局、翌日は山には登らず下山することになって気が楽になったが今回最大の難関、朝食担当の任が残っている。今まで家族でキャンプはしたが山の中で団体の食事を作った事なんかない、雪訓の時の羽田さんのような料理が当たり前だったら厳しいなと、なるべく朝調理をしなくて済むように出発前に家で仕込んだ。
幸い雪山なので天然冷蔵庫だったから助かった。朝食を済ませ10時頃までのんびりして徒歩組とスキー組に別れて下山。スキー場側の奥岳の湯にて汗を流して帰路についた。