2023年9月16日~17日 KM(記)、たろう
〈行程〉
9月16日 高瀬ダム湯俣登山口06:22~湯俣山荘09:26~第一吊橋跡10:19~12:48第五吊橋跡泊
9月17日 第五吊橋跡04:15~鷲羽岳10:08~水晶小屋12:24~南真砂岳15:28~湯俣山荘19:12~高瀬ダム湯俣登山口22:05
〈記録〉
この週末は有給休暇付けて4連休で久し振りのロングトレイルの旅に・・・。と思っていたが前週コロナになり仕事を休んだ為にこの週は休めなくなったので三連休に。
計画を練り直すはめになり、今年達成を目標にしている今までの山旅で繋げてきた道のりの親不知・日本海から北アルプス、八ヶ岳、奥秩父、南アルプス、富士山、丹沢と東京武蔵野市の自宅経由~太平洋への道のり接続をする事にした。あと4山行くらいで終了する予定なのだが北アルプス区間の水晶小屋~ワリモ北分岐の微妙な区間が繋がってないのでそこの接続と最近開通して話題の伊藤新道と百高山未踏の山 南真砂岳登頂の三つをテーマに歩く事にした。
最初ソロ予定だったが、たろー氏予定空いているんじゃないかとM口さんに聞いたのでアポ取ってみると二つ返事で「行く」と言ってもらったので久し振りにこの二人で行くことになった。
金曜日21:30仕事を終えて急いで高尾駅北口に向かう。ここで今回の相棒たろー氏に迎えに来てもらい七倉駐車場へ2時頃到着、駐車場は7月三連休の時より車が多く下の方の道路脇に停め車泊。
朝5時半頃タクシー乗り場へ、乗り合いで下車時人数で2400円を割るスタイルで高瀬ダムへ。
ここからが長い林道歩き。2時間しか寝てないから堪える。湯俣山荘で計画を出しメット、ハーネス、ラバー底沢靴を装備し入渓! 水が少ないので高巻きも最小限に膝位をジャブジャブしながら進む。水中でのラバー底沢靴と岩のフリクションが最高に合うのだがその反面、河原の岩は砂が乗ってよく滑るので注意しなければならない。全体的にゴーロ歩きが長く沢屋さん的にはつまらない沢だが景色楽しんだり、山奥感味わうなら最高な感じ。今回は歩きメインだし話の種なんで文句は言えない。
スポーツサンダルの人を2人見かけ昔、幌尻岳の沢コースをスポーツサンダルで歩いた記憶がよみがえった。靴擦れだいじょうぶかな? と心配になる。他は沢っぽい方とUL系の方々が多かった。 難なく第五吊り橋跡に到着し噂通りのビバークポイントで最高!
同じ時間帯歩いていた方々はこの後登りパート&激混みの三俣山荘に行くのかと思うと頭が下がるが、こちらは沢屋っぽくここでビバークする。貸し切りかと思いきや後から4組到着し幕営するが、それでも良い場所が残ってるんだから素晴らしい。
ただ最近大雨が無い為か薪が全然無い。先駆者達の焚火後を発掘しまくって燃えかすを集め焚火をした。
今後来る方々は焚火するなら手前の第三吊り橋ビバークポイント辺りに薪がいっぱい有ったのでそこの方が良いだろうと思う。
散々のんでテントに入らず寝落ちしたら足がブヨだかヌカカに刺されボコボコになってしまったが幸せな時間でした。
翌朝4時出発! ヘッデンで暗闇の赤沢越えてアスレチックな登山道を進む。久し振りのデカいザックで荷物重いわ眠くて辛かった。もうろうと稜線登山道に合流して久し振りの鷲羽岳へ向かう。日差しが凄くてハットの下は手ぬぐいで野良仕事みたいな格好で20年以上前に購入した80Lザックで歩くダサ男な感じで歩く。
周りを見渡せば10年前位から流行りだし今やトレンドのUL系 GOSSAMER、HYPERLITE、パーゴ、山と道などのアースカラーの衣類と雨蓋の無いザックを背負い、グレーのテントマットを付けたおしゃれでお金持ちさんハイカーばかりで浮いた感じで肩身が狭い。気づいたのは露出多いのに日焼け止めでなのか色白女子や、男はちょび髭サングラスな男ばかり、おしゃれですねー。荷物軽いは正義だが冬山やBCとかではそうも行かないだろうなとぼんやり考えつつ鷲羽岳からお目当てのワリモ北分岐を進み無事水晶小屋に到着。アルプス編は無事接続出来ました。
お次の目標、百高山85座目の南真砂岳に行くために竹村新道へ。この道はきつかった。長いし急だし滑るし暑いしくったくた。無事南真砂登頂を済ませたがお楽しみの晴嵐荘に着いたのは19時。風呂時間に間に合わずがっかり。翌日の渋滞も嫌なのでそのまま下山する方向で、途中疲れたらビバークしようと先に進む。途中に有る名無避難小屋では先客有り話をするとなんと、伊藤新道の記録を参考にさせてもらったヤマレコユーザさんが今回も伊藤新道に行って帰り掛けに利用していた。結局ここでも泊まらずに進み高瀬ダムへ。もうここまで来たら文明が恋しいと七倉駐車場まで下山して大町で牛丼食って原PAで車泊し翌朝、渋滞知らずで9:30頃に晴天の高尾駅に送ってもらい今から高尾山辺りを登るハイカーをかき分け中央線に乗り帰宅した。
2泊3日の予定を1泊2日にしてきつかったが月曜日ゆっくり出来てよかった。
伊藤新道渡渉中。だいたい膝くらいの水位だった
伊藤新道山登りパートを終え鷲羽岳に登る途中からみた三俣蓮華岳