2020年3月22日 TAKI
コロナでの外出自粛申請が出された前の週末でした。予定していた山行は大事を取って中止することが多かった中、運動不足を解消しようと急遽前日に、苗名(ナエナ)滝までのスノーシューと翌日黒姫山(200名山)に登る計画にお声を掛けて頂いたので参加させて頂くことに。
当初は前日に、苗名滝まで信濃路自然歩道のコースを辿り、スノーシューで足慣らしをし、翌日に黒姫山に登る計画でしたが、天気予報が変わり雨の予報となった為前日に黒姫山に登る事になりました。
大橋登山口を出発したのが10時過ぎでした、何日か前に降った雪でしょうかトレースは無かったです。古池辺りはほとんど平原、ブナ林の中を自由にトレースを刻み日差しも春の訪れを感じる暖かさで最高、久しぶりに山の中を歩ける喜びをかみしめて。
しなの木あたりからは急登に、ブナの木も立派なものがあり木肌を見ていると癒されました。時々山スキーの人達と遭遇、お互いにビックリ! 挨拶を交わしすれ違いました。スキーの人達はブナ林の中をしなやかに颯爽と風を切って降りていく姿はとてもかっこ良かったです。羨まし~い。
しかしながら、日程を変更してのアタックであったため時間切れの結果に、山頂100m手前くらいで断念です。山頂は目の前に綺麗な姿を表していましたがいざ仕方ありませんでした。みんなでここまで来れて良かったねと慰めあい、妙高山、高妻山飯綱山等の大パノラマを漫喫し、且つ脳裏に焼き付けての下山でした。
下山となると早いものです、腐った雪を利用して滑る様にスイスイ、何度か尻餅をつきながら短時間にて登山口に17:20分頃無事に到着でした。
ヘッデンをつけずに下山出来たことは幸いでした。
黒姫山という山名の由来は、黒姫という姫様と若侍に化身した大蛇の悲哀な伝説に因むといわれる。古くから信仰の対象とされ、信濃富士の愛称で呼ばれて親しまれている名山との事、小林一茶の故郷の山で、ブナ林の風情と大展望を楽しむことができると200名山の本にもコメントされています。
確かに、山全体がブナに覆われている様子、そして前述しましたが大展望を楽しむこともできました。四季を通していつ訪れても楽しめる山だという事を実感しました。
さて早めにリベンジに行きたいものだと思っていましたが、緊急事態宣言が全国に拡大されたいまとなっては、リベンジに行くどころではなくなってしまいました。
しかし早くコロナが終息し再び山に行ける事を願いながら、人に会わないで良い様にと早朝に多摩湖一周等のウォーキングで、山に行く事が出来ないストレスの解消に努めているところです。